Zoho Creator では、独自の「Deluge(デリュージ) Script」というスクリプト言語を利用して、アプリケーションにさまざまな条件やアクションを設定したり、データの検証や計算式フィールドの定義、複雑なフィルタなどを設定することが可能です。
「Deluge Script」の特長:
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初めてでも親しみやすい構文 - 「Deluge Script」の構文は、非常に読みやすく分かりやすい仕様です。強力なアプリケーションを作成するプロセスを楽しみながら、簡単にすばやく作成できます。
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コードはデータです - 「Deluge Script」には、明確な構文はありません。
目に見えている構文は、単なる「外観」です。実際のコードは、データベース内に抽象構文(たとえば、全テーブル) として保存されています。
将来的には、ユーザは自分自身の好きな構文で、同じコードを生成できるようになります。
例)山田さんは、標準 Deluge 構文ではコードを編集できませんが、鈴木さんは、同じコードを Perl 構文で編集できます。
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リレーショナルデータモデル - ユーザによって構築されたアプリケーションは、完全に規格化したリレーショナルデータモデルを有します。
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クエリが統合された言語 - 「Deluge Script」は、高レベルのプログラミング言語で書かれたプログラムロジックと、そのロジックが操作するデータとのギャップを埋めます。
コアなアプリケーションロジックに近い、SQL の表現力をもたらします。例えば、クエリは言語レベルで統合されます。
■ Deluge Script を利用するためには、プログラミング言語を知っている必要がありますか?
いいえ、必要ありません。
Zoho Creator や Deluge スクリプトは、基本的には、Webアプリケーションが欲しいけれど自身で構築する方法がわからないという、たくさんのユーザのニーズに応えるためのサービスです。
ユーザには、Java や JSP、PHP や JavaScript、HTML や CSS の知識は必要ありません。
Zoho Creator のユーザにとって、唯一必要なことは、構築したいアプリケーションとその提供方法に関して明確なアイデアを持っていることです。
Deluge スクリプトビルダーは、ユーザのロジックを平易で自然な Deluge スクリプトに変換します。
Zoho Creator で作成したアプリケーションは、データベース駆動型ですが、リレーショナルデータベースの基礎知識は必要ありません。
全体のデータベースレイヤーは抽象化されていて、ユーザはDelugeスクリプトを利用する際にフォームやフィールドに関してのみ編集を行えばよいのです。
例えば、リクルートに関するアプリケーションを作成しようとするHR マネージャーや、月々の支出を把握したい主婦や、潜在顧客を把握した営業マンなどのユーザは皆、Deluge スクリプトを利用して簡単にコード編集が可能です。
その上、従来型のツールで1日中こつこつとWebアプリケーションに取り組むコンピュータの技術者は、Deluge スクリプトを利用すればどれだけすばやく同様のWebアプリケーションが構築できることにさぞかし驚くことでしょう。